ニューヨーク マンハッタンの上の方
ウエストハーレムに位置する
ボロいアパートメント。
”ああ、フライト長いな…”
初めての長時間フライトに憂鬱になりながら
配られたミールをつっついていたら
”旅慣れしているね。
”ああ、フライト長いな…”
初めての長時間フライトに憂鬱になりながら
配られたミールをつっついていたら
”旅慣れしているね。
どんな旅をしてきたの?”
と、偶然隣に座ったおじさん2人組に話しかけられた。
おじさん達は
と、偶然隣に座ったおじさん2人組に話しかけられた。
おじさん達は
定年退職した後、毎年ヤンキースの試合を見にニューヨークに行っているんだ、と嬉しそうに話してくれた。
いろんな話で盛り上がり
空港に着いてからも、
”どうやって街に出るの?タクシーだと結構かかるし電車にしな!”
と、親切にも一緒にエアトレインに乗ってくれた。
ああ、安心。これで無事にマンハッタン入りか!
と思ったのも束の間
どこかの駅に着いた瞬間
”じゃ!楽しんでね!”
とおじさんたちはあっさり何処かへ行ってしまった。
”え……あ、あれ?ここどこ?”
とぽつんと残された私は
と、親切にも一緒にエアトレインに乗ってくれた。
ああ、安心。これで無事にマンハッタン入りか!
と思ったのも束の間
どこかの駅に着いた瞬間
”じゃ!楽しんでね!”
とおじさんたちはあっさり何処かへ行ってしまった。
”え……あ、あれ?ここどこ?”
とぽつんと残された私は
人がごった返している知らない駅で
なんとかマンハッタンの上の方に行くであろうサブウェイに乗り、
大きなスーツケースにぐったりもたれかかっていた。
ハーレムに近づくにつれ、
なんとかマンハッタンの上の方に行くであろうサブウェイに乗り、
大きなスーツケースにぐったりもたれかかっていた。
ハーレムに近づくにつれ、
黒人が多くなっていく車内。
初めてのメインランド。
初めてのニューヨーク。
自分が住んでいた常夏の熱帯雨林な島とは全く違う光景。
初めてのメインランド。
初めてのニューヨーク。
自分が住んでいた常夏の熱帯雨林な島とは全く違う光景。
着いていきなり迷子か…
ここ、どこなんだろう…
なんて適当に乗ったサブウェイで
ボーっとしていたら
”さきえさんですか?”
と、開いたドアから入って来た女性が私にいきなり声をかけた。
今ならどこでも声をかけらるようになったから不思議ではないけど
当時は
”こんな所でさきえさんですか?なんて声掛けてくるって?!
何事?!!??!?!
何者?!??!!”
と心臓が止まりそうになったのを覚えている。
どうやらその人は
私に部屋を貸してくれる人で
私に鍵を渡そうと向かっている所
大きなスーツケースを持ってハーレム行きの電車に乗っているから
きっと今日からアパートメントを使う子だ!とわかったらしい。
内心ヒヤリとしつつ、
”さきえさんですか?”
と、開いたドアから入って来た女性が私にいきなり声をかけた。
今ならどこでも声をかけらるようになったから不思議ではないけど
当時は
”こんな所でさきえさんですか?なんて声掛けてくるって?!
何事?!!??!?!
何者?!??!!”
と心臓が止まりそうになったのを覚えている。
どうやらその人は
私に部屋を貸してくれる人で
私に鍵を渡そうと向かっている所
大きなスーツケースを持ってハーレム行きの電車に乗っているから
きっと今日からアパートメントを使う子だ!とわかったらしい。
内心ヒヤリとしつつ、
なんというグッドタイミング!
と言いながら、一緒に向かった。
アパートメントに入った瞬間
左隣に住む子が、
”今、アパートメントの入り口で黒人の女の子に囲まれてiPhone取られちゃった…”
と真っ青な顔で帰ってきた。
夜中になって喉が渇いたから水でも買いに行こうと外に出ようとしたら
近くで2発銃声が聞こえた。
”あ、私ここで死ぬんだ。”と
と言いながら、一緒に向かった。
アパートメントに入った瞬間
左隣に住む子が、
”今、アパートメントの入り口で黒人の女の子に囲まれてiPhone取られちゃった…”
と真っ青な顔で帰ってきた。
夜中になって喉が渇いたから水でも買いに行こうと外に出ようとしたら
近くで2発銃声が聞こえた。
”あ、私ここで死ぬんだ。”と
人生で初めて思った瞬間。
(ちなみに人生で3度ある)
そんなアパートメント生活。
(ちなみに人生で3度ある)
そんなアパートメント生活。
夕食はホールフーズで買った
マッシュポテト。
何度も買ったマッシュポテト。
夜はなるべく早めに帰り、
何度も買ったマッシュポテト。
夜はなるべく早めに帰り、
共同の冷蔵庫に入った残り物の
マッシュポテトとチキンをレンジで温めリビングで食べていた。
リビングで過ごしていたら
そこに住む女の子達とよく話をするようになった。
そこで出会った
右隣の部屋に住むお姉さん、akiさん。
スラッとしていて、色黒ヘルシーで
リビングで過ごしていたら
そこに住む女の子達とよく話をするようになった。
そこで出会った
右隣の部屋に住むお姉さん、akiさん。
スラッとしていて、色黒ヘルシーで
私好みの顔立ちだった。
部屋でもシェアスペースでも
部屋でもシェアスペースでも
ハーフバックのパンツのまま過ごしていて
とにかく小さくぷりっとしたかわいいお尻が印象深い。
こんなお尻ならパンツのまま生活したくなっちゃうわ…
なんて羨ましくてボーっと眺めていた。
”飲食をやっていたんだけど、
とにかく小さくぷりっとしたかわいいお尻が印象深い。
こんなお尻ならパンツのまま生活したくなっちゃうわ…
なんて羨ましくてボーっと眺めていた。
”飲食をやっていたんだけど、
辞めてニューヨークに来たんだよね”
なんてハーフバックパンツお姉さんのakiさんは色々な話をしてくれた。
何年も前なのに、やっぱり自分に影響を与えた人・モノ・コトについては
忘れられない。
”さきえの目の形だったらねー
マツエクはJカールだね。
Jカールの方がまつげが下がって、
なんてハーフバックパンツお姉さんのakiさんは色々な話をしてくれた。
何年も前なのに、やっぱり自分に影響を与えた人・モノ・コトについては
忘れられない。
”さきえの目の形だったらねー
マツエクはJカールだね。
Jカールの方がまつげが下がって、
目に影がかかるの。
そうするとね、色っぽくなるんだよ。
まつげの影が落ちた目。
そうするとね、色っぽくなるんだよ。
まつげの影が落ちた目。
すごくいい感じになるから。
私もずっとJカールのマツエクなの。
絶対さきえの目にも似合うよ。”
CCカールしかしなかった私にとって
akiさんからのアドバイスは衝撃的で
”大人の女性って、こうゆう風に自分に似合うモノを知っているんだ…”
と、かなり興奮したのを覚えている。
Jカールにするだけで、色っぽくなれるなんて…
魔法?
帰国してすぐ、akiさんと同じマツエクサロンへ行って
”Jカールで!!!”
とお願いした。
これがakiさんが言ってた
絶対さきえの目にも似合うよ。”
CCカールしかしなかった私にとって
akiさんからのアドバイスは衝撃的で
”大人の女性って、こうゆう風に自分に似合うモノを知っているんだ…”
と、かなり興奮したのを覚えている。
Jカールにするだけで、色っぽくなれるなんて…
魔法?
帰国してすぐ、akiさんと同じマツエクサロンへ行って
”Jカールで!!!”
とお願いした。
これがakiさんが言ってた
”まつ毛の影が目に落ちる”って事か…
なんて、施述が終わった後
鏡を見ながら、色っぽくなったかな。なんてウキウキして
akiさんを思い出した。
それから、ずっと
マツエクはJカール。
自分では正直、わからない。
目に影が落ちているのか、
なんて、施述が終わった後
鏡を見ながら、色っぽくなったかな。なんてウキウキして
akiさんを思い出した。
それから、ずっと
マツエクはJカール。
自分では正直、わからない。
目に影が落ちているのか、
色っぽいのか
ちょっと、わからない。
だけど、
あの時のakiさんの部屋での会話が嬉しくて
なんだか忘れられず、
一途に ”私に似合うJカール” を
ちょっと、わからない。
だけど、
あの時のakiさんの部屋での会話が嬉しくて
なんだか忘れられず、
一途に ”私に似合うJカール” を
守っていたのだ。
最近、雑誌でどこかの美容家が
”マスカラをたっぷり塗って。
最近、雑誌でどこかの美容家が
”マスカラをたっぷり塗って。
ビューラーはしません。
その方が、まつげの影が目に落ちて、色っぽく見えるから。”
と、コメントしているのを読んだ。
最近マツエクをやめてマスカラ派になった私。
akiさんの教え”Jカールの魔法”が
その方が、まつげの影が目に落ちて、色っぽく見えるから。”
と、コメントしているのを読んだ。
最近マツエクをやめてマスカラ派になった私。
akiさんの教え”Jカールの魔法”が
使えなくなっちゃった私には
ときめく朗報だった。
ビューラーしなくても、
ときめく朗報だった。
ビューラーしなくても、
いいんだ!!!!!!!
マスカラでもまた、目に影を落とせるんだ!!!!
なんて久々にJカールの魔法にウキウキした。
自分で、わからなくたっていいんだ。
だってそれって
マスカラでもまた、目に影を落とせるんだ!!!!
なんて久々にJカールの魔法にウキウキした。
自分で、わからなくたっていいんだ。
だってそれって
多分、Jカールにしたからって理由だけじゃないと思うんだ。
ウキウキする事に意味があるんだ。
だから、Jカールの魔法をずっと信じ続けると思う。
だって、あんな素敵なお姉さんが教えてくれた事だもん。
私にとって、
素敵な女性になるためのtipsのひとつなんだ。
魅力的で素敵なお姉さんに出会うと、何かひとつtipsを見つけたくなる。
見つけるたびに
大人になるって、歳を重ねるって、
いいなあ。と
まだまだ子供で浅はかな私は
まだまだ子供で浅はかな私は
ワクワクドキドキし
自分の伸びしろを再認識する。
日々、素敵な人のtipsに気付けるように
自分の伸びしろを再認識する。
日々、素敵な人のtipsに気付けるように
敏感でいたいな。
素直でいたいな。