fast

ALOHA


やっと、梅雨明けしたね。
夏到来!!!
みんな、夏バテしてない??


”夏!海!ハワイ!!!って感じなのでお声がけさせていただきました!”

とよくクライアントさんに言っていただけるのだけど



正直に言うと


夏が苦手…


というより、暑いのがスーパー苦手。


ハワイは好き。海も好き。
だけど、夏が苦手。



人より基礎体温が高く

みんなが ”いい気温だね”と言っている時にはもう既に暑くて

みんなが  ”暑いね”と言っている時には

私はもう一人で滝のように汗を噴き出している。


だから冬も、コートの下はTシャツだし
ヒートテックなんて着たら、私はもう終わりだね。


そんな感じだから、夏の暑さに弱く
暑くならないで、暑くならないでとずっと願っているのだけど


日々幸せな瞬間も多々ある。


あっついなーと言いながらクーラーガンガンな部屋で
氷をいれたアイスコーヒーを飲む瞬間とか


ガーーーっと汗だくのままシャワーを浴びる瞬間


寝る時も寒くして、掛け布団にくるまる瞬間は気持ちがいい。


それに暑い中、クーラーガンガンな電車に乗る瞬間。

弱冷房車に当たったら、即移動する。


ふわー天国ー!!!と独り言を呟きながら

クーラーが当たる下で涼む。


”ああ、もう外になんか出たくない…”なんて思いながら
うとうと。


今日、始発駅で電車に乗る時

ぱつぱつに混んでいたのを見て

ああ、次のに乗ろう。と思い

数分待って次に来た電車に乗った。


涼しい車内での読書って、とっても幸せ。

iPhoneはしまって、自分の世界にはいる。


カフェで過ごす1時間より

あの短い距離の中での読書時間の方が

なんだか有意義に感じられる。


この数十分でも、立派な自分だけの時間。


と、本を読みながらボーッと考え事。


ぱつぱつに混んでいたら、次の電車に乗りたい。
終着駅に着いたら、みんなが降りるのを待ってからゆっくり最後に降りたい。
信号が変わりそうなら、走らず次の青まで待ちたい。
ぐわーっと混んでいたら人々に先に行ってもらって空くまでぽけーっと並んでいたい。


生き急ぎたくない。
忙しない東京で生まれ育ってるけど、その波には乗りたくない。


1本逃しても3分後には来るんだから次に乗ればいいよ。
走るくらいならもう少し早くに出てのんびり歩きたいな。
みんなが騒いでいるものがあったら、まず飛びつかず一度様子を伺ったほうがいいよ。


だけど

高校生の、色々な人種が集まる国に住んでいた頃。

centralという、スーパー人が多い駅で
電車に乗る時に人がすごすぎて
グイグイ押し進む人々を驚きながら見ていた私に

”ここでは自分からグイグイ進まないと、いつまでたっても乗れずにいるよ”

とローカルに言われたことを思い出した。


あの頃は、大人になりたいとか自立したいとか焦っていた時期。

ああ、自分からグイグイ押し進めなくちゃいけないんだ世の中って。と
いろんな意味で悟った15歳の私。



それ以来、やっぱり私は自分のペースで、と思い
高校時代は電車に乗らなくなってしまった。



もみくちゃになるのが嫌だ、という以前に
何事もグイグイ突進する事が苦手だったんだな、と


大人になった今、10代の頃のワガママを素直に受け入れられるようになった。




以前、busyとAVICIIのライブへ行った帰り。


激混みで危なかった為、離れてでもお互い座っておこう。となり

向かい合わせで別々に座った。


次の駅でもディズニーランド帰りの乗客で

もう目の前に立っている人が私の膝に乗ってしまうくらいの混み具合。


早く着いて、と願い終着駅に着いた時

一斉に人が流れ出した。


ああ、こりゃ迷子になるな…どこに行ったかな、降りたら電話しよう


と思い、全員が降りるのをじっと待って

やっと皆降りた…と思いパッと顔を上げたら


同じくじっと座って私の方を向いているbusyが。


”こうゆうの、人が降りるまでじっと待っていたいんだ。
急ぐ意味ってないよね。だからのんびりいこう。”


ああ、この人でよかったと思った瞬間。




早く帰りたいから急ぐ人もいれば、
混んでいるのが嫌で早く出たい人もいる。

だから別に正解なんてなくて、ただのそういった性格という事なんだけど

この辺の感覚が合うと、一緒に過ごす上でのストレスはほとんどなくなる。




なんて、クーラーガンガンな車両で
買ったばかりの本を読みながら


色々思い出した、数十分だけの自分時間だった。



あ、お気に入りのジェラートを買っておいたんだ。
シャワーを浴びてから、食べようっと。





おやすみなさい。
素敵な夢をね。

MAHALO
@sakiiiya