"目を閉じていても開いていても、夢を見ていいのだと思う。私は世界へ向けてしっかり目を見開いているときでも、夢を見ている。
想像力を駆使して、ありとあらゆるシナリオを展開させ
自分が創り上げた完璧な外見やストーリーがどうなるか予想することも、夢。
夢見ることは自由で、豊かで、生きるために絶対に必要な活動。"
(references: interview by Rachel Zoe)
常にボーーーっと、頭の中で色々なストーリーを創っている私。
目の前の現実を見ず、頭の中のストーリーの中で生きている。
声をかけられて、ハッと現実に戻る
まさに"daydreamer"なのだけど、’ボーッとしている’を’夢を見ている’っていう
言い方に変えたら、なんだか少しポジティブに捉えることができそうな気がした。
目の前で起きている事を、’今この瞬間の現実’として捉えるのが少し苦手な私。
意識が頭の中のストーリーにあるからなのか、
’今この瞬間の現実’に集中できていない時が、かなり多い。
なんだか少しふわんっとしていて、現実のほうがなんだか夢の中みたいに思える。
目の前の現実は思いもよらない展開、景色、相手の反応etc...で、
自分で創造している頭の中のストーリーのほうが、より明確に好き勝手構成して
コントロール出来る分、先が見えているからリアルに感じるのかもしれない。
そして最高な瞬間もきちんと受け止められず
後から”ああ、あの時最高だったな、、ちゃんとその時味わえてなかった、、”と
少し残念に思う時が多い。
少し前から、そんな自分に気づいてはいたのだけど
根っからの'daydreamer'なもので、癖は治らず、ずっと頭の中でよりリアルに生きている。
そんな時、TOM FORDのスピーチを偶然発見した。
そのスピーチの中で、彼がKarl Lagerfeldと食事をした時のエピソードが語られている。
"私にとって何もかも順調に見えた時だった。でも、目の前で起こっている現実が本当に起こっているかどうか実感が持てない、ということをカールに打ち明けたんだ。
すると彼は
『自分がどれだけ幸運だったかなんて後にならないとわからないものだよ。
だから最後まで、その一瞬に全力を注ぎなさい』と。"
(references:speech by TOM FORD )
すごく好きなスピーチだった。
後からしか気付けないんだ、という事を肯定された気分でなんだかとっても安心した。
(しかし”後になって気づく《もう手遅れ》”という状況は避けたい)
少しだけ目をさまして、iPhoneを置いて、目の前で起きていることを
しっかり受け入れて、今この瞬間を噛みしめながら
冷蔵庫からパンプキンスープをとり出して
眠くて半目になりながらすする真夜中のmy inspiring quotesのshareでした。
おやすみなさい。素敵な夢をね。